石川けんじ
石川けんじ石川けんじ

「生田浄水場配水地更新工事に関する陳情」が全会一致で採択されました。

3月15日環境委員会で、「生田浄水場配水地更新工事に関する陳情」の審査が行われ、採択されました。

この陳情は、多摩区生田5丁目にある配水地を作り変える工事に対して、安全対策と住民への説明を求めたものです。

生田浄水場は、生田の小高い山の頂上に作られ、周辺には多くの「土砂災害警戒地域」があります。最近では、近隣の住宅の擁壁や階段から水漏れ等が確認されており、工事に対する不安が地域住民に広がっていました。

配水地の周辺は、崖地のように勾配の急な斜面で囲まれ、そのふもとには住宅が広がります。地位質は、関東ロームが山の大きな部分を占めますが、この地層は、土地の強度示すN値が1~2しかないやわらかい地層とされています。それだけに、工事の安全対策は重要です。

委員会では、(1)斜面の安全対策として、斜面の状態を継続的に監視する(2)地下水への影響については、観測井を設け、継続的に地下水位の状態を継続的に監視する(3)近隣への説明については、上記の対策を含む工事の概要を適宜ご説明するとの対策が報告されました。

私は、工事の安全性について、工事後の環境変化の調査の必要性等について質問を行いました。

工事の安全対策について、「安全性を確保するうえで、最良の方法を選択したい」と答弁がありました。また、工事終了後の地下水位の観測については、「検討する」との回答。住民への説明については、今年度中か23年度の初めごろが考えられる」との答弁がありました。

工事計画は、現在、コンサルタントに委託されていますが、検討中の計画に住民の声を反映させるよう、早期の住民説明会の開催を求めました。