有馬・野川生涯学習支援施設がオープン。
2009,05,12, Tuesday
10年に及ぶ地域住民の運動で、やっとオープンにこぎつけた有馬・野川生涯学習支援施設。関係者を集めてのオープニングセレモニーが5月9日（土）に行われました。
施設の運営は、財団法人 川崎市生涯学習財団と特定非営利活動法人有馬まちづくりサポートセンターカンアオイが行います。施設は、図書コーナーや学習室、ふれあいネットで申し込む会議室・和室・調理室に加え、施設に団体登録して利用するグループ室、ギャラリーのあるオープンスペースなどがあります。
建物の景観はおしゃれで、地域コミュニティーを育てる素敵なスペースだと思いました。ただ、残念なのは、オープンスペースが個人で自由に使える状態ではないこと。職員のいる管理室が1階にあり、2階部分のオープン・スペースまで、目が行き届かないということのようです。確かに、施設運営する立場からは、防犯対策のことを考えると、自由来館を実現するためには、職員の配置や防犯システムの整備が必要だと思います。指定管理者による運営は、事業者の努力でよくなる部分もあるかもしれませんが、もともとの狙いが「予算の削減」です。みんなが使いやすい施設になるための、財政的措置は市の責任です。運営者も安心して、利用者に場所を提供できるよう、市の取組の改善も必要だと感じました。
