石川けんじ
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野川のバス路線撤退の危機

2009,04,16, Thursday

4月15日、まちづくり局からバス路線の「バス路線の退出等意向申出に関する事前周知について」という報告が関係議員になりました。「退出等」とは、いわゆる「撤退」のこと。川崎市では、初めてのケースになります。
対象となる路線は、以下の路線です。
○宮01 宮前平駅 ~野川台
宮02 宮前区役所前 ~野川台
(野川小学校~野川台間は、バス路線がなくなります。)
○鷺11-004
高津営業所~宮崎大駅
高津営業所~宮前平駅
(高18 身代わり不動尊前~宮崎団地間はバス路線がなくなります。)
○高18 高津営業所~宮前平駅
(長坂~馬絹間はバス路線がなくなります。)
○柿05 長津田駅~柿生駅
(新中野橋~柿生駅間はバス路線がなくなります。)
いずれも東急バス(株)が運行している路線です。事業者から「神奈川県生活交通確保対策地域協議会(会長 神奈川県副知事)に意向申出があったとのことです。今後、来年2010年4月廃止を目指すとうものです。川崎市の担当者は、「初めてのケースなので、今後の協議スケジュールなど細かいことはわからない」「事業者として、住民の皆さんへの説明も行う意向と聞いている。」と説明しています。
宮前区野川地区は、交通が不便な地域が多く、バス路線は生活の大切な足です。バス路線が廃止になる地域はもちろんのこと、他の路線があったにせよ、宮前平駅や区役所に直接いける路線の撤退が行われれば、生活に支障をきたしてしまいます。
私は3月の予算議会で区役所へのアクセスの改善を求めましたが、よもや、現状より悪くなる提案がなされようとは、思ってもいませんでした。今後のスケジュールは不明ですが、地域の皆さんの声が反映されるように十分な検討が必要です。また、市民の足の確保は行政の大きな役割、事業者への働きかけを含め、行政として何らかの対策を講じ、住民の足を守ることが求められると思います。
この件に関して、新たな情報が入り次第、ご報告させていただきます。