石川けんじ
石川けんじ石川けんじ

2019年6月議会で一般質問を行いました。その2リニア新幹線工事について

(2)リニア新幹線。その1 犬蔵非常口の工事、一日最大640台の工事車両。

犬蔵非常口付近の道路状況7時30分朝7時30分清水台交差点近くの工事出口

  初めに、犬蔵非常口新設工事について、搬出される土量と一日最大の工事車両数について質問。岩田友利まちづくり局長は「建設発生土は約12万㎥となる。一日最大の工事車両数は往復で640台、月2回程度である」と答弁。児童の登校時である7時半から9時までの間については「1時間当たり10台程度。その日の交通状況や工事内容によって異なると同社からうかがっている」と答えました。

  周辺の交通安全対策について、「登校時を配慮した運行計画の調整、誘導員の配置、工事計画の周知などの方策がJR東海から示されている」「工事ヤード内に15台程度の駐車スペースを確保する」「本市としても、工事に際して、適宜適切に安全対策や運行管理を行うよう同社に求めてまいります」と答えました。

  また、作業時間を8時から22時までの工事を前提にしていることに対し、騒音測定の方法、その住民への開示について質しました。岩田まちづくり局長は「モニターを設置し、測定値を表示するとともに個別の問い合わせに対しても対応することを同社から確認している」と答えました。

  土壌汚染につて、「土壌汚染状況調査を行った結果、環境省令の基準に適合するものであることを確認している」と答弁しました。

リニア新幹線。その2 トンネル掘削時に発生する恐れのある「酸欠空気」の本市での可能性と対策について。

酸欠空気現場写真東京外環道の工事で野川から出た酸欠空気

  東京外環道の大深度シールド工事において発生した「酸欠空気」。人体に深刻な影響を及ぼすことから質問しました。岩田友利まちづくり局長は「酸欠空気」の発生が懸念されるシールド工法については「安全性に関する様々な情報を収集したうえで計画を立てるとともに、工事に際し、周辺環境への影響を確認し、必要に応じて対策を行いながら進めてゆくことを、JR東海からうかがっております」答弁。「酸欠空気」の発生の危惧については「本市域内のシールド工事につきましては、今後具体的な施工計画を作成するものとJR東海から伺っております。同社からは、安全性に十分配慮した計画とするとともに、工事に際して、周辺環境への影響が生じないことを確認し、必要に応じて対策を行ってゆくことを伺っておりますが、本市といたしましても、引き続き必要な対応を求めてまいります」と答弁がありました。

私は「酸欠空気発生の事故は、大深度だから地表に影響は及ぼすことはないとしてきた、リニア新幹線工事が住環境に大きな影響を与えかねないことを明らかにしたもので、住民への説明や安全対策など市として事業者に指導すべき」と述べました。