石川けんじ
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【2007年第5回定例会(12月議会)】交通不便地域の解消は行政の責任 財政的支援強化を

2008,01,30, Wednesday

12月17日、第5回川崎市議会定例会で、石川建二市議が一般質問を行いました。
コミュニティー交通の6カ月間の施行運行を行っている野川南台地域の本格実施の見通しと市の支援について質問。まちづくり局長は「原則として自治会が運行経費を負担するため、地域の合意形成が重要。平成20年度からの本格実施に向けて、引き続き支援する」と答弁。市の支援については、「初期における車両購入費などの支援を検討している」との答弁にとどまりました。石川市議は「交通不便地域の解消は行政の責任」「運行経費への財政的支援の強化」を求めました。
障がい者入所施設の整備促進を
障がい者の在宅支援を支える入所施設整備とショートステイについて質問。健康福祉局長は「入所施設は、短期入所サービスを提供する場や、地域生活へ移行するための訓練の場として整備に努める」「2011年度までの重点的な取り組みとして、希望する施設入所者に対し、グループホーム等への移行を支援し、移行後は、在宅での生活が困難な方等の受け入れを行う」、4月にオープンした障害者支援施設「みずさわ」のショートステイも「来年1月から順次始める」ことを明らかにしました。
また、石川市議は、国の安すぎる施設への報酬単価の問題を取り上げ、現在川崎市が行っている「加算」を継続的に行うよう求めました。健康福祉局長は「国において、08年度に基本的な制度設計の見直しを実施することになっているので、これらの状況を勘案して検討する」と答弁。
また、現在計画を策定中の「井田心身障害者総合リハビリテーションセンター整備計画」への市民要望の反映については、「パブリックコメントの実施」とともに「必要に応じて関係団体等にも説明してまいりたい」と答弁しました。
野川地域の緑地保全については、点在する野川の緑地を「緑の散歩道」として整備するよう求めたのに対し、環境局長は「野川地区には自然的資源や歴史的資源があることから緑の散歩道は地域の魅力づくりや区民の健康づくりに寄与する。区と十分連携しながら検討する」と答えました。
鷺沼駅周辺の駐輪場対策では、歩道上の駐輪施設の移設と交通事業者の設置責任について質問、駐輪場整備を事業者に申し入れするよう求めました。建設局長は「歩道上の駐輪施設は暫定的」「自転車法では、鉄道事業者に駐輪場の設置に積極的に協力しなければならないと定めている。市として事業者に協力の依頼を行ってまいりたい」と答弁しました。
2008,01,30, Wednesday