石川けんじ
石川けんじ石川けんじ

2021年12月議会質問 (1)リニア中央新幹線のトンネル工事

IMG_9098

私は、2021年12月21日に行われた第4回川崎市議会定例会の一般質問で質問を行いました。

質問事項

(1)リニア中央新幹線のトンネル工事について

(2)「鷺沼駅前地区再開発事業の検証」について

(3)向丘出張所今後の活用について

(4)「若者が文化スポーツを楽しめる場所の整備」について(意見・要望)

(1)リニア中央新幹線のトンネル工事について

①住宅だけでないシールド工事の影響

リニア中央新幹線のトンネル工事は、宮前区内の梶ヶ谷貨物ターミナルから、ヨネッティ付近の東百合丘まで区間の地下40mより深い地下を ほぼ一直線にシールドマシンで掘り進められます。これまで議会では、同様の工事を行った「東京外環道」が、道路の陥没事故や振動による縦もへの被害など、住宅地に甚大な被害をもたらしたことから、住宅に与える影響について質し、工事の中止を求めてきました。今回はさらに、市民の水を運ぶ「導水ずい道」(※)のわずか4mの上で、リニア中央新幹線のトンネル工事が行われることから、工事の危険性について、質疑を行いました。

※導水ずい道とは

導水ずい道とは、本市の水源である相模湖、津久井湖から浄水場まで導水する内径3.5mの管路で、問題の交差部は橋本駅付近にあり、コンクリート構造となっている。

imageimage

②わずか4メートルしか離れていない工事は危険

石川市議は、国土交通省の「大深度地下技術指針」でも、「大深度地下施設に近接して設置する場合は、詳細な技術的検討を行わなければならない」としており、「技術指針に沿った対応になるのか」と質問。上下水道事業管理者は「JR東海が必要な調査を行い、技術的な詳細の検討を行っていると伺っている。本市としても、導水ずい道に与える影響を確認すると共に、施工時や供用開始後に支障が生じないように、JR東海と協議を進める」と答弁しました。

福田市長は「安全確保に万全を期すことを要請し、市としても安全性を判断。引き続き同社の対応状況を確認する」と答弁し、工事を推進する姿勢を変えませんでした。石川市議は、「危険な工事の中止」を求めました。