石川けんじ
石川けんじ石川けんじ

3月3日予算審査特別委員会で質問しました

2011年度予算特別委員会で質問を行いました。

今回取り上げたテーマは

①街路樹の樹木の更新について(要望)

②宮前区のバス便の改善について

③児童の放課後事業について

④赤ちゃんの突然死防止対策について

⑤保育園のアレルギー対策について(このテーマは時間がなく取り上げられませんでした)

以下、テーマごとに、概要をご報告します。

①街路樹の樹木の更新について(要望)

野川地域のプラタナス並木、鷺沼や宮崎台の桜並木、区民に親しまれてきた街路樹の景観が、変わろうとしています。街路樹の植え替えの時期が来ていると言うのです。

この問題では、「長年親しんできた景観が損なわれることに、住民から惜しむ声があるのは当然」「植え替える樹木の選定を含め、地元住民の参加で合意形成を図る丁寧な対応を求めました。また、危険な樹木の対策を急ぐためにも、樹木の診断を先行して進められるよう財政的措置を求めました。

②宮前区のバス便の改善について

  区役所など公共施設へのアクセス

宮前区のバス便の改善について、区役所など公共施設への交通アクセスの改善について質問。

平岡総合企画局長は「地域によっては、交通網が必ずしも十分でないことや坂道が多いことなどから、区役所まで行きにくいというご意見も頂いている。」「平成24年1月に、届け出業務を区役所に集約することから、出張所管内と区役所間の交通アクセスの向上策等について関係局区と検討を進めている。年内を目途に取りまとめたい」と答弁。

「道中坂下」から「東山田駅」までのバス路線の延伸

野川地域の交通不便を解消するために、道中坂下止まりの民間バス路線を東山田駅まで延伸できるよう事業者と協議するよう求めたのに対し、錦貫まちづくり局長は「東山田駅につきましては、折り返し所の整備等が新たに必要となるなどの課題があると伺っている。機械を捉えて地元の方がたの意向をについて、バス事業者に伝えてまいりたい」と答弁しました。

病院へのアクセス

さらに、聖マリアンナ、井田病院等医療機関への交通アクセスの改善策について質問。小林交通局長は、「医療機関をはじめ公共施設への接続については、市バスの重要な役割の一つ」との認識を示したものの、「利用状況や運行形態を踏まえると、増便については、慎重な検討が必要」としました。

③児童の放課後事業について

児童の放課後事業について、全児童対策である「わくわくプラザ」に、学童保育事業を行っているとして、国の補助金が交付されている問題で、その補助金額と使途について質問。近藤こども本部長は「平成23年度放課後児童健全育成事業にかかわる国庫補助金は、88か所、1億4、253万5千円を予定している」使途は「(わくわくプラザ)事業の充実に努めている」と答えました。

国が新年度に学童保育事業の補助金単価を引き上げた場合の影響額約600万円を自主学童保育所の財政的支援に充てるよう求めたのに対し、「わくわくプラザ事業の充実に充てる」としました。

④赤ちゃんの突然死防止対策について

赤ちゃんの突然死の予防対策について質問。昨年4月8日に宮前区の「保育士室チャイルド宮前」で起きた飯山拓斗君(当時11か月)の突然死において、危険行為である「うつぶせ寝」をさせたかどうか、市の調査内容を質しました。近藤こども本部長は、「当該保育室に対し、うつぶせ寝について文章で回答を求めているが、回答がない。立ち入り調査を実施したが回答は得られず、面談の日程調整を行ったが、都合が悪くなったとの連絡があり、現在調整中」と答えました。

「市には、児童福祉法により調査権限があり、故意に調査に応じない場合は、罰金も適応すべき」と質問。近藤こども本部長は「今後も面談などを拒む状況があれば、最終的な期限を文章で通知する準備を進めている。罰金についても、その適応の可否と方法について、確認をしている」としました。

また、12年前にも、死亡事故があり、その後もたびたび問題を起こした当該施設が「認可外保育施設指導監督基準」を満たすとして、市がお墨付きを与えるのは納得がいかないと情報提供のあり方を見直すよう求めたのに対し、近藤こども本部長は「指摘事項を件数だけでなく、その内容と経過を公表できるかどうか、国や関係部署と次年度に向けて検討している」と答えました。

私は「事前通告なしの立ち入り調査時の指摘事項も併せて、公表されるよう検討をすべき」と要望しました。