石川けんじ
石川けんじ石川けんじ

2011年6月議会で一般質問を行いました。

7月4日、石川けんじ川崎市議は、2011年川崎市議会第3回定例会で一般質問を行いました。

向丘出張所の機能再編~区役所までの交通アクセスの具体的な改善案を年内に取りまとめ

向丘出張所のサービス削減問題で、取扱業務の約4割にあたる届出業務ができなくなるのは、「サービスの低下」になると指摘、これまで住民説明会で出された区役所までの交通アクセスの改善や相談機能の充実について質しました。交通アクセスの問題について、総合企画局長は、「年内を目途に方向性を取りまとめたい」相談機能のあり方については、「宮前区役所と連携して検討してまいりたい」と答えました。さらに、石川議員は具体的なバス便の改善について、溝の口駅と区役所を結ぶ溝15系統の増便、登戸駅から素顔車庫に行く登05系統の区役所までの延伸などを提案、交通局長は、「既存路線の増便や延伸を含め、検討を進めている」と答えました。

深刻な宮前区の保育園の待機児童の実態

「宮前区の保育園の待機児童数の解消」について、石川議員は、宮前区の保育所利用申請者数は2747名なのに対し、認可保育所の定員は1845名、申請数と定員数の差が902名と他区と比べ最も深刻な状態であると、宮前区での認可保育園整備を進めるよう求めました。また、区内でも菅生・菅生が丘地域の整備が遅れており、公平性の観点からもこの地域への整備を求め、候補地として防衛省技術研究本部川崎支所の敷地を確保することを提案しました。近藤こども本部長は「宮前区における市有地等について積極的な土地の確保に努め、土橋4丁目で定員240人、国有地の活用により野川で定員60名の保育所を平成25年4月に開設をする」と答弁、防衛省の用地については「活用することは困難」との防衛省の見解を示し、「当該地域における入所状況や待機児童の推移を見守る」と答えるに留まりました。

○高齢者住宅(グループリビング)への支援を

「高齢者住宅(グループリビング)への支援」について、石川議員は「グループリビングは高齢者の方の共同住宅のあり方として、優れた手法ですが、整備や運営に対する国や市の支援策がない。高齢者の住まい環境をどう整備するかは、行政の重要な課題。研究をし、支援の在り方を検討するよう」求めました。木村健康福祉局長は、「平成16年度から、国の補助要綱に基づき、立ち上げ時の支援をしてきたが、介護保険制度の改正を契機に見直しを図った。今後、引き続き『高齢期の住まいガイド』を作成するなど、情報提供を初めとした、環境整備に努めたい」と答弁しました。

○「わくわくプラザ」「学童保育」への災害時の緊急連絡体制の改善を

震災で明らかになった児童の放課後事業の課題と改善点を質しました。近藤こども本部長は「震災当日は、スタッフから電話連絡を行い、安否確認やお迎えの時間等を確認することを『運営の手引き』に定めているが、停電等によって、保護者との連絡に時間を要したことを踏まえ、(手引きの)見直しを進めている」と答弁、自主学童保育への情報提供については「電子メールによる情報配信サービスとして『メールニュースかわさき』で、防災・気象情報を選択登録し、有効に活用していただけるよう、周知する」と答弁しました。先の地震でも、情報提供や安否確認など情報交換ができなかった事例が生じました。放課後の安全対策も十分な見直しが必要となっています。