石川けんじ
石川けんじ石川けんじ

水道料金を50円減額する特別措置の継続が、環境委員会で可決しました。

2010年から実施されていた水道料金の減額。1月あたり50円減額する3か年の「特別措置」として行われていました。今議会で、減額をさらに3年間延期する条例改正が、委員会で可決されました。

前回の料金改訂は、共産党は、大口利用者など企業の負担責任を継続して財源を確保し、平均家庭(月20t使用)では月320円値下げするなどの修正案を提案し、不況に苦しむ市民の生活実態から、市民に手厚い値下げをと主張しました。今回は、市民向けの50円減額の継続なので、賛成。民主党は、市民に還元してしまうのではなく、水道管の耐震補強をと主張し、減額の継続には反対しました。男性無所属会派の議員も反対。自民党は、議案には賛成するも、災害対策の強化と、一層行革を推進することを求める付帯決議案を提出、議案には賛成しました。この付帯意見は、「行革」を推進する立場であることから、日本共産党は、反対しました。

災害時、水の供給はとても大切な課題です。現在、地震に強いつなぎ目に交換したり、管そのものを衝撃に強いものに変えています。地震後、計画の前倒しも行われています。できるだけ早期に耐震化を進めることは、大切なことです。また、この不況の中で、50円とはいえ、市民の負担軽減を行うことも、行政の役割です。

高い原水を企業団から買っている問題や大口利用者に有利な料金体系の見直しなど、必要な改革を行いより安く、安全な水の供給を行えるようにしてゆきたいと思います。