石川けんじ
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南野川に特養ホームが建設されます(来年度開設予定)

南野川地域の旧実験動物研究所跡地に、特別養護老人ホームが建設をされます。この土地は、現在、医療法人徳寿会(徳島県吉野川市)により、介護老人保健施設(今年度開設予定・入居募集時期未定)の建設が進んでいます。

今回の特養ホーム整備は、医療法人徳寿会が新たに立ち上げた(仮称)社会福祉法人白金会が建設するもので、来年度中の開設を目指しています。定員は104床(多床室 65床、ユニット型 39床)ショートステイ6床、地域交流スペースも整備されます。入居募集時期は未定です。

特養ホームの入居については、政府が「要介護3,4,5」に限定することを検討しており、「軽度者」といっても、介護者の不在や認知症などの判断力の低下・喪失など、在宅での介護が困難なケースはあります。マスコミも「軽度者が入居できなくなることによって、在宅介護は、家族の負担が重たくなる、家族もお金もない高齢者は居場所を失う」と懸念する報道を行っています。

川崎市の特養ホームの待機者は、今年4月1日現在、5、328人に上ります。これは、定員数(3、202人)の1.7倍にもなります。しかし、市は特養ホームの整備促進プランにおいて、整備の必要数を入所基準を要介護3以上として整備目標を低く計画、深刻な待機者解消はその目途すら立っていません。

都市部の整備は、土地の確保は確かに大変です。国有地や県有地、民間からの借り上げなど、様々な手法を使って、必要な量の整備が求められています。