石川けんじ
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予算特別委員会 その3 コミュニティ交通「みらい号」への支援について

 

宮前区でコミュニティ交通の運行を行っている野川南台地域の「みらい号」への支援について質問しました。「みらい号」は、野川南台県営団地自治会が自主的に運行しているワゴン車によるコミュニティ交通です。

福田市長は、この取組ついて「地域課題の解決や地域コミュニティの活性化に寄与している」と、同事業を評価しました。しかし、市が新たに改正案を示した「「コミュニティ交通等に関する支援の充実」において示された、所領の更新時の購入費の補助や予備車両の貸与などについては、交通事業者が行うことを原則としており、「みらい号」は対象外とされています。「市として野川南台住宅の運行に対する支援強化を考えるべき」と質しました。

田中まちづくり局長は「この度の支援策の対象ではございませんが、地域が主体となった取り組みにつきましては、大変大事な活動と考えておりますので、今後、「みらい号」につきましては、宮前区における支援策等の検討に協力してまいりたいと考えております」と答弁しました。

そこで、宮前区役所として「みらい号」の課題と今後の取り組みについて質しました。石澤区長は「現在、運営を担っているボランティアの方々が固定化し、新たな担い手が現れないことや、安定的な運行の継続に必要な経費の確保、また、将来的には車両の更新などの課題があると認識している」「宮前区として、運営や運行に関して側面から支援を行ってまいりましたが、課題の解決には至らず、区としてどのような取り組みが可能であるか模索しているところ」と現状を語り、「今後、関係局とも連携を図りながら、安定的な運行の継続に向けた支援策等について検討を進めてまいる」と考えを示しました。

さらに、「関係者からは、何らかの形で事業化が必要との声も仄聞しているが、事業化の検討を行う場合にも、区として支援すべき」と質したのに対し、石澤区長は「事業化については、自治会の皆様の移行を十分に尊重しながら進めてゆくことが必要であると考えている。自治会の皆様から要望があった際には、関係局と連携しを図り、必要な支援を行ってゆく」と答弁しました。