石川けんじ
石川けんじ石川けんじ

2013年度決算について、市民委員会の分科会で質問を行いました。

宮前区役所のアクセス改善について、「地域交通環境整備事業実施委託費、241万5千円」の委託結果について質問。野本紀子区長は、「区役所来庁者及び市民館・図書館の利用者数を調査した。平日で4800人、土休日で平均3000人だった。また、江戸川区、足立区、三郷市の事例検討を行った」と答弁。「宮前区は坂道が多い地形であることから、高齢社会を迎えている今日、区役所のアクセスの改善は大変重要」との認識を示しました。また、今後の取り組みについて「今年度(2014年度)は、区役所周辺に路線ごとに点在するバス停の集約化について調査検討を行い、検討案を作成し、「来年度以降は、実現の可能性やその効果について検証しつつ、検討を進めたい」と答えました。

また、野川南台住宅の「みらい号」への支援については、「今後も引き続き、安定的な運行の継続に向けて可能な支援を行う」と従来の答弁に止まりました。

わくわくプラザ事業での学童保育の専用室の整備、専任職員の配置状況について質しました。

「わくわくプラザ」は、学童保育事業を包括しているとのことから、2013年度決算額で1億6793万円余の国庫補助を受けています。国庫補助の条件として、①利用児童の定員②専用スペースの確保③専任職員の配置がありますが、「わくわくプラザ」の場合、いずれも全児童対策事業との区別はあいまいで、学童保育事業の実態がないと質しました。

萱原青少年育成課担当課長は、「専用室」について、「国のガイドラインでは、専用の部屋または、間仕切りで区切られた専用スペースとされている。」としながら「すべての児童の様々な活動、交流のできる場としても活用してゆく」と、専用室の実態がないことを正当化しました。

また、「スタッフ」についても「わくわくプラザ1か所あたり4名の配置のうち、2名を学童保育事業の対象児童の対応することを基本としている」と答えながら、職員の中で役割分担を定めていないなど、「専任スタッフ」の実態がないことも明らかになりました。

私は、宮前区内のある「わくわくプラザ」では、専用スペースとされていたところは、「多目的教室」でプラザ室からも離れており、常時使用する環境にないこと示し、学童保育事業の条例化に伴い、学童保育を必要とする児童が安心して遊び・生活ができる事業となるよう求めました。

商店街の支援については、街路灯維持の負担が商店街の負担となっている中で、「商店街支援のため、市としてLED化の補助率の引き上げが必要」と商店街支援の強化を求めました。