石川けんじ
石川けんじ石川けんじ

「津田山の土砂災害警戒地域での宅地開発工事に関する請願」は、継続審査に。日本共産党は採択を求めました。

 

  7月31日に開かれたまちづくり員会で、「津田山の土砂災害警戒地域での宅地開発工事に関する請願」が審議されました。

  開発計画があるのは高津区久地1丁目の焼く1200㎡の斜面地で、土砂災害警戒地域に指定をされています。過去度々開発計画がありましたが、地域住民の取り組みで、計画は断念・中止されてきた場所です。

  審査では、工事用車両の運搬ルートや搬入土量などについて質問が出され、私は斉藤たかし議員とともに、緑地保全の取り組み、斜面地開発の安全性について質問を行い、請願内容が緑地の保全、工事の安全対策、住民との工事協定の締結などを求めていることから、この請願については「採択すべきと」主張しました。審査の結果、日本共産党の2名と無所属の1名が「採択」を求めましたが、他の議員の「継続」が多数となり、「継続審査」となりました。

私は、この地が緑地総合評価Bの緑地であり、市の「緑地保全地域」となっていることから、「環境を守るという地域住民の声を事業者に届けると共に、当該地が関東ローム層の下に「凝灰質粘土」といって、非常にやわらかい地層が約6メートルにわたって分布していることから、地盤改良など安全対策を求めました。天神指導部長は、「安全」といいますが、国の「宅地防災マニュアル」では、10m以内に粘性土でN値が2以下の土層の存在が認められる場合は、「軟弱地盤」として対策を講じるようになっており、地盤改良の必要性を指摘しましたが、「安全」との姿勢は崩しませんでした。