石川けんじ
石川けんじ石川けんじ

6月議会で一般質問を行いました。(1、バス路線の廃止申請について)

2009,06,26, Friday

6月26日、一般質問を行いました。
取り上げたテーマは、
①宮前区内のバス路線の廃止
②コミュニティ交通について
③西部地域療育センターについて
の3テーマを取り上げました。今回は、宮前区内のバス路線の廃止について、お知らせします。

宮前区内のバス路線の廃止について

(質問1)
今年4月に東急バス(株)から「バス路線の退出等意向申し出が「神奈川県生活交通確保対策地域協議会」に出されました。宮前区内の対象路線は、宮01系統02系統の宮前区役所から宮前平駅、野川台東を経由して野川台に至る路線と鷺11-004系統の高津営業所から宮崎台駅までの路線を廃止するというものです。宮01系統と02系統を合わせ、一日19往復、鷺11-004系統は片道1便の運航です。とりわけ、野川台東・南台団地下の利用者とっては、まったくバス便がなくなるなど、影響が大きく、路線継続を望む声も少なくありません。今後の検討予定、市としての対応について伺います。

(答弁・まちづくり局長)
平成14年2月の道路運送法の改正によって、乗合バス事業からの退出が届け出制になったことや、昨今の原油価格の高騰や経済情勢の悪化を背景に他都市でも乗合バスの退出の申し出が行われております。
本市域におきましても、「神奈川県生活交通確保対策地域協議会」の事務局である神奈川県から本年5月に、東急バス株式会社から平成22年4月を目途に高津区、宮前区、麻生区における5系統のバス路線の退出の意向申し出書が提出されたことを受け、協議会の分科会を設置するとの発表がございました。
これを受けて、本市といたしましては、該当する各区において7月上旬に、市民説明会を開催し、東急バス株式会社から、退出申し出の内容について説明するとともに、広く市民の皆様のご意見を伺うこととしております。
その後は、これらの地元のご意見を県協議会へ伝えるとともに、こうしたご意見を踏まえて、バス事業者と協議してまいりたいと考えているところでございます。

(質問2)
資料によると、説明会を行った後、意見募集を8月10日まで行い、その後、庁内の検討会議で市の対応を決めるとのことです。市民の声をもって、分科会に臨もうとすることは、評価できると思います。しかし、住民がこのことをよく知りうることが大切です。どのような広報を行うのか、伺います。宮前区内の住民説明会は、7月6日(月)の午後7時からと7月11日(土)午前10時からいずれも西野川小学校で行われます。馬絹地域での説明会の予定がありませんが、地元自治会等から要望のあった場合は、積極的に説明に伺うべきと思いますが、対応を伺います。

(答弁・まちづくり局長)
まず、説明会の周知につきましては、市政だよりの6月21日号及び、ホームページに掲載するとともに、退出区間の周辺町内会長等へお知らせをお送りしているところでございます。
次に、説明会の開催につきましては、バス路線の退出により予想される影響の範囲等を考慮したうえで、会場を選定しており、該当する各区で合計4回開催する予定でございます。
なお、地元町内会や自治会から開催要請があった場合につきましては、ご要望の趣旨や内容を踏まえ、対応してまいりたいと考えております。

(意見)
説明会については、関係住民がより参加しやすくなるよう、丁寧な対応を求めておきます。また、野川地域のバス便は、この地域から区役所直通の便が失われるという点からも、公共性の高い路線といえます。しかし、民間の事業者にとって、事業継続の判断に採算性が大きなウエイトを占めることは、当然考えられます。こうした中での協議になるわけですから、事業者には、公共交通の役割をよく理解していただき、住民の声が事業計画に十分反映さ れるように、市が住民の立場でしっかり対応することを求めておきます。