石川けんじ
石川けんじ石川けんじ

12月17日、石川けんじ議員は、第5回定例会において、一般質問を行いました。

一般質問の要旨

(1)宮前区の交通アクセスの改善について

① 向ヶ丘遊園駅=たまプラーザ間のバス路線の新設で、通勤・通学時間帯の運行協議を求まました。

  石川議員は、向丘遊園駅南口と、たまプラーザ駅を結ぶバス路線の新設について、この路線は、日本共産党市議団の行った市民アンケートにも、多く寄せられた住民要求で、2012年には、東急バス株式会社に地域の方と路線新設について申し入れを行った経過もあり、「路線の新設は望ましい」と評価。今年(2016年)から6ヶ月間の社会実験を実施して、その結果をみて、2017年度から本格運行を行うことについて、社会実験での住民要求の把握方法について質問しました。

  金子督まちづくり局長は、「バス利用者や路線地域の方々に対し、アンケート調査を行う」と答弁。石川議員は、通勤・通学時間帯での運行を望む声が多いことから「今回の社会実験は昼間の時間帯での実験となっているが、通勤・通学時、及び深夜帯での運行ができるよう協議するよう」求めました。

② 宮前区役所のアクセス改善について、取り組みの現状を聞きました。

宮前区役所のバス便の改善のために調査が行われていた区役所敷地内のバスターミナルの整備について、2015年3月に調査報告書が出されましたが、その後の取り組みについて質問を行いました。

  野本紀子宮前区長は「バスターミナルの整備は、区役所のアクセス性の向上が見込まれるものの、区役所駐車場と同程度の利便性を有する代替駐車場の確保が必要」と引き続き検討すると答えました。石川議員は「各局連携した検討」を求めました。

③ 聖マリアンナ大学病院へのバス便の充実を求めました。

石川議員が、川崎市の交通政策が見直され、地下鉄事業が休止となったことから、改めて聖マリアンナ大学病院へのアクセスを改善すべきと質したのに対し、交通局長は、飯塚哲交通局長は「鉄道駅から医療機関へのアクセスは、市バスの重要な役割」と答え、「市バスの運行環境や利用状況などを注視しつつ検討してまいりたい」と答弁しました。

(2)わくわくプラザの有料化の検討は止めるべき

川崎市「行財政改革に関する計画素案」では、「わくわくプラザ事業のあり方の検討」として「開設時間の拡充にあたって、受益と負担の適正化を踏まえた検討を進める」とあることに関し、「利用料を徴収するのか」と質問。小池義教こども本部長は「受益と負担の適正化を踏まえた検討を進める」と、まともな答弁を避けました。

石川議員は、2015年3月に発表された「川崎市一人親家庭生活・就労状況調査」でも、61.3%の方が生活が厳しいと回答しており、これらの世帯にさらなる負担を求めるべきではない」と市長に質しました。福田紀彦市長は、「今後、市民の皆様からご意見をいただきながら、様々な観点から検討する」と答弁、有料化を否定しませんでした。

また、石川議員は、わくわくプラザで「一体的」に実施しているとされる学童保育事業について、「川崎市放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例」に基づいた、専用スペースの確保、専任職員の配置がなされていないことを指摘し、改善を求めました。

(3)災害に備えた備蓄倉庫に照明設備の整備を求めました。

市内の避難所175か所への備蓄倉庫の整備が今年度中に完了するが、2012年度以前に整備をされた倉庫には、照明施設の無い倉庫もあることから、すべての倉庫に設置を求めました。調査の結果、LED照明施設の整備が約束されました。

まじわーる宮前(宮前区障がい者福祉拠点施設+宮前地区会館がオープン!

馬絹交差点に整備された「まじわーる宮前」は、障がい者福祉拠点施設と地区会館が合築された4階建ての建物で、社会福祉法人みのり会の運営で1月からスタートします。

福祉拠点施設は、川崎市の「特別支援学校等卒業生対策に伴う障がい者通所事業整備計画」に基づき、通所の生活介護事業の他、短期入所、日中支援事業、生活支援センターも併設され、まさに、障がい福祉の拠点となる施設です。

また、宮前地区会館では、会議室、和室、多目的室などの貸出しを行います。館内には、住民票の写し、印鑑登録証明書など発行できる川崎市行政サービス末端も設置しています。

なお、地区会館の利用方法等については、044-866-6360宮前地区会館までお問い合わせください。