石川けんじ
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世田谷区の小児医療費助成制度に学ぶ

2009,05,12, Tuesday

今月は節句の月ということで、子ども施策について書いてみたいと思います。
議員団のHPでも記事が載っていますが、4月20日に世田谷区に視察に行ってきました。世田谷区では、現在、中学3年までお子さんの医療費が無料です。川崎市では、小学校に上がる前でで、しかも所得制限があります。
この取り組みには、約32億円(08年度決算)の費用がかかります。世田谷区の一般会計は約2200億円、その予算の1.45%を小児医療費助成に充てています。川崎市の事業費は約27億8500万円、一般会計(約5816億円)の0.48%にすぎません。一般会計に占める割合では、川崎市は、3分の1というのが現状です。
さらに、所得制限について、「導入すべきとの声はなかったのか?」という問いについて、担当者の方は、「歴史的に所得の制限は盛り込む発想はありません。そもそも、医療に所得制限はなじみませんから」という言葉に、行政が「住民の福祉向上」ためにあるんだということを 改めて考えさせられました。