石川けんじ
石川けんじ石川けんじ

9月26日、川崎市19年度決算特別委員会において,質問を行いました。

2008,10,02, Thursday

質問した項目は以下のとおりです。
①障害者生活支援センターの相談事業について
②視覚障害者への生活用具給付について
③緑化基金について
④学校プール開放について
⑤市営住宅の耐震対策と家具の転倒防止策についての質問を行いました。
要点をまとめてみました。
(1)障害者生活支援センターの相談事業について
市内9か所のセンターが相談にあたっているが、7か所は相談員が1名で、休みも十分とれない勤務状態となっている現状を指摘。障害の特性や時間を要する相談も多い事実を示し、実態にあった職員体制の整備と財政措置を求めました。健康福祉局長は「相談支援専門員の役割は大変重要」「相談支援の件数や内容の推移を見守る」としながらも「実態の把握に努める」と答えました。
(2)視覚障害者への生活用具給付について
パソコンのデータを点字に置き換える超小型点字ディスプレイは厚生労働省も給付対象として例示していることを示し、川崎市でも検討するよう要求めたのに対し、健康福祉局長は「検討」を約束しました。
(3)緑化基金について
緑地保全に大きな役割を果たしている緑化基金は多くの市民・団体などからの善意で成り立っているが、基金の減額が続いていることから、環境問題への取り組みが企業の大きな社会的責任になっていることを示し、企業に対して市として寄付を積極的に求めるよう要望しました。環境局長は「企業の環境配慮に対するCSRの意識が高まっており、こうした行為が推進されるよう取り組んでまいりたい。」と答弁。
(4)学校プール開放について
開放事業未実施は114校中44校だが、このうち事業者による運営によるところで08年度は入札不調が続き、最終的には随意契約になっていることを指摘。このような事態を起こさないために、委託条件などの改善を要求しました。
(5)市営住宅の耐震対策の進捗状況と家具の転倒防止策について
まちづくり局長は地震による倒壊の危険性の高い明石穂・新作・有馬第1住宅(19年度調査分)について「09年1月末までに設計を完了し、翌月には住民説明を行う。」「工事は09年度の早期に実施する」。川原町住宅については、09年度設計、工事着手し、2010年の完了を目指す」としました。
また、現在行われている65歳以上の方への家具転倒防止金具の無料取り付け事業(健康福祉局地域福祉課)のPRを行い、地元工務店などの協力も得ながら、制度の活用を広げるよう求めました。まちづくり局長は市営住宅については「自治体から要望があれば、出前講座等で対応したい」と答弁。私は、「制度利用が増えた場合、地元の工務店なども取り組みの強化を求めました。