石川けんじ
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芦屋市の高齢者24時間安心見守りー生活援助員(LAS)の派遣事業の視察を行いました。(7月16日)

芦屋市LSA月15・16日と浜松市、芦屋市・神戸市の視察を行いました。

  浜松市では「小・中学生医療費助成制度」と「幼児教育の基盤整備」について視察、芦屋市では、「高齢者見守り事業」神戸市では「人と防災センター」の視察を行いました。」

今回は、その中で芦屋市が行う「高齢者見守り事業」について報告したいと思います。視察を行ったのは、「南芦屋浜団地」、震災の被災者のために作られた復興公園団地の一つ、12棟814戸の県・市営住宅です。住み慣れた地域から離れて生活で、不安を抱える高齢者に、相談、安否確認、一時的家事援助等の公的支援を行っています。

  事業は、市から委託を受けた「あしや喜楽苑」が運営、コーディネーターを含む正規職員2名と非常勤9人の体制で24時間支援しています。生活援助員が家庭をはじめ、住宅には緊急通報システムも整備され、水道やガスの利用状況等の異変を速やかにキャッチする体制が取られていました。

  事務所が団地の中にあり、24時間ともる天窓の明かりが、いつも見守られている安心感を与えています。その光を拝んで眠る方もいらっしゃるとか。被災直後は、相談できる知り合いもなく、孤独感は被災の被害をさらに深刻なものにしてきました。その中で、生まれた「見守り」の活動。年間3800万円の助成金で運営されています。公的支援はあるものの、職員の献身的な働きが安心を支えます。

説明をしていただいた主任さんが、気さくに住民に声をかけ、親切に対応する姿に、ハード面だけでなく心の通った支援になっていることを感じました。

高齢者の様々相談に応じる生活支援員の活動は、川崎市にとっても重要な課題です。今後、川崎市でも生かしたいものです。