石川けんじ
石川けんじ石川けんじ

12月議会 一般質問を行いました。

◎有馬保育園の施設改善について

12月議会 一般質問を行いました。 有馬保育園の2階屋上テラスの弾力のある塗料が剥離し、危険であることから、改善を求めました。また、保育園の入り口が急な階段の上にあり、迂回するスロープの設置など安全対策を求めました。
星こども本部長は、2階屋上テラスについて「補修に向けた手続きをすすめている」と改善を約束、階段の安全対策については、手すりの増設を検討すると答えました。

◎向丘保育園の周辺の交通安全について

向丘保育の市営南平第2団地に面する道路は、抜け道として交通量も多く、交通量調査でも、7時から9時まで368台、16時から18時までは、426台の車が通行しています。私は、市営住宅の柵の一部をセットバックするなど、安全対策を講じるように要望しました。

◎農地の市民利用の拡充について

地域の大切な交流の場となっている「市民農園」「ふれあい農園」の継続と拡充について質問。平岡経済労働局長は「市民農園、ふれあい農園は市民が農に親しみ、都市農業を理解していただく場として、大変重要」「農園の開設の促進に努めたい」と答えました。

しかし、「これらの農園は相続税納税猶予制度の対象とならず、相続の発生が危惧されると、閉園せざるを得ない」と、継続に課題があると答弁。私は、相続税納税猶予制度の見直しについて、市の取り組みや6月に行われた農地法の改正の影響について質しました。

経済労働局長は「本市農業委員会やJAセレサ川崎などと、連携して農業施策や税制改正について国に働き掛けている。」「6月に行われた制度改革は、市民農園等に関する相続税納税猶予制度の対象にならない」と答えました。私は、「国の担当者も市民農園等に対する納税改革の声が強ければ再検討もありうるとしていることから、引き続き、国への要望を強めて行くことを求めました。

◎小・中学校の窓ガラスの清掃について

「学校の窓が汚れていて、子どもがかわいそう」小学校の施設見学をしたお母さんからの訴えで、窓ガラスの清掃について調査しました。小中学校の窓清掃は、2階以上は危険を伴うことから、外側の清掃を専門業者に委託しています。

調査の結果、以前は3年に1度、業者に清掃を委託していたものが、「周年行事」のみの実施となってしまったことが判明。20年度実施校は、わずか2校でした。

私は「1年に一度は清掃をすべき。せめて、従来通り3年に1度はやるべき」と質問。木場田教育長は「現在の状況を把握するとともに、学校の要望も聞きながら、適切な教育環境を確保する観点から、清掃実施の在り方について検討してまいりたい」と答弁し、検討を約束しました。

◎コミュニティバスの補助を充実することについて

住民の切実な声であるコミュニティバスが、なかなか実現できないのは、採算がとれる見込みがなければならないことが、その原因です。市が運行経費にも補助を出すことが必要だと、何度も求めてきました。

今回の質問は、市長が「利用者には、高齢者や障害者等が多くいることから、路線バスとの公平性に配慮した支援の検討が必要」との発言は、福祉的観点から、運行経費への補助を考えているということか、市長に質しました。

阿部市長は「通常の路線バスに対しまして高齢者等の外出支援乗車事業等を行っている」「コミュニティ交通の各地区の取り組み状況から、高齢者等の利用者が多い実態を踏まえますと、通常の路線バスとの公平性に配慮したうえで、所要の支援の検討も必要であると考えている」と、答弁しました。

私は、「運行経費への補助に、一歩踏み出す検討になる」
「こうした検討が、コミュニティ交通の実現に力となるよう、関係者の声もよく反映させた検討になるように」と、求めました。

◎宮前区内の特養ホームの増設について

川崎市の10月現在の特養ホームの待機者数は5311名と、昨年同月比で260人増加しています。宮前区の入居定員は364人で、2013年度までの「整備促進プラン」に、宮前区の計画はありません。

私は、「全市でも、整備が遅れたのは、土地の確保が困難だから。民有地を含め、市が積極的に土地確保に努めるべき」と質しました。

菊池健康福祉局長は「整備の進捗に併せ、早期に整備計画を公表してまいりたい」「公有地の積極的活用とともに、民有地の活用により、着実な整備を図る」としたものの、当面、整備プランで示した1225床の確保が目標で、それ以上の整備を積極的に行おうとする姿勢はありませんでした。

私は、「民有地の確保はタイミングが大切、特養も保育園も足りない。マンション建設予定地なども視野に入れた、用地の確保を検討すべき」と指摘しました。