石川けんじ
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市民に重大な影響―神奈川臨調は中止を求めるべきと主張しました。でも、結局、黒岩知事と同じ考えの阿部市長。9月議会

 

黒岩知事が進める「神奈川臨調」は、県民利用施設、県営住宅などを、市町村への移譲も含め原則全廃の視点で見直し、補助金はすべて一時凍結の上、抜本的に見直すというものです。県営住宅や県立東高根公園なども対象となり、補助金についても「小児医療費助成事業補助(約6.2億円)」「重度障害者医療費給付費補助(約6.3億円)」も廃止・削減しようとするものです。「市として、中止を求めるべき」と質したのに対し、阿部市長は「単なる負担の転嫁とならないよう、十分協議する」と答弁するにとどまりました。

知事が「削ったお金で経済のエンジンを回す」と臨海部の特区構想に使うと発言していることに関して「選択と集中により、プロジェクトを推進してゆくことは、重要」と、知事と同じ考えであることを明らかにしました。

日本共産党市議団は「県有施設の原則廃止及び市町村への補助金等の見直しに関する意見書」を議会に提案、自民・公明・民主・みんなの党らの反対によって否決されました。