石川けんじ
石川けんじ石川けんじ

リニア新幹線を考える宮前区の会・麻生区の会から「住民説明会開催の要請」がありました。

10月19日、リニア新幹線を考える宮前区の会(代表 山本太三雄)、麻生区の会(代表世話人 伊藤 晴美)の方たちが、市議団を訪れ、「リニア新幹線問題について、住民説明会を各区で実施するように、行政にも働きかけてほしい」と要請がありました。

同会では、9月17日に王禅寺のヨネッティで学習会を、10月7日には、麻生市民館のシンポジュウムを開き、シンポジュウム参加者一同で、JR東海に説明会開催を求める要請を行うことを決め、川崎市、自治会、議員などに、要請の内容を知らせようと活動しているとのことです。

伊藤 晴美麻生区の会代表世話人は、JRの要請について「説明会の申し入れについて、『やるともやらないとも言えない。行政からの要請があれば』と言っており、行政からの働きかけも重要」と交渉の経過を話してくださいました。

私も、この間の説明会に参加し、市民の皆さんと学んできましたが、知れば知るほど、リニア新幹線の整備の必要性は感じられません。それどころか、電磁波の人体への影響や安全対策も不明確な点が多く、活断層を横切るルートは本当に安全なのかなど、問題点が次々と出てきます。リニア新幹線整備には、反対する立場ですが、少なくとも、住民の疑問に答えるのは、事業者として当然の責務と思います。

9月議会でも取り上げ、「リニア中央新幹線―将来に禍根を残す“見切り発車”すべきではありません。」と主張しました。

「JR東海は、市内で地質調査などを強行し、不十分な環境評価で手続きのみが進んでいくような事態は認めることはできない」と市として事業者に対し「徹底した議論の場を保障をJR東海に申し入れするよう求めました。金子まちづくり局長は「市や市民に対する詳細な計画の早期提示や説明などの必要性を訴えている。引き続き、働きかけてゆきたい」と答えました。