石川けんじ
石川けんじ石川けんじ

「子どもに関わる施設の除染に関する請願」で、「施設管理者・保護者からの求めに応じ、計測し、基準を超えたものは除染を行うことを市民に周知する」と答弁(放射線安全推進室担当課長)

2月6日の環境委員会で「子どもに関する施設の除染に関する請願」の審査が行われ、日本共産党の井口議員は、「趣旨採択」を求めましたが、審査の結果、「継続審査」となりました。

この請願は、「子どもを放射能から守る会@川崎」から出されたもの。「市内の保育園、幼稚園、学校、公園などの子どもの生活に関する公共施設について、除染活動を行っていただきたい」と、市の対応を求めたものです。

昨年1月25日総務委員会で継続審査となったものです。今回、環境局に放射線安全推進室ができたことに、環境委員会での審査となったものです。

審査結果は、「継続審査」となりましたが、答弁の中には、今後に活かせる答弁もありました。井口議員は、「昨年12月13日にも、西御幸小学校の側溝付近で0.3マイクロシーベルト/hの放射線量が観測されている。いまなお、除染の必要性があることを感じた。手を緩めてはならない」と市の基本姿勢を質しました。これに対し、永山放射線安全推進室担当課長は、「(放射線量が市の基準を超えた場所が)発見された場合には、対応する」「放射線量の観測はきちんと対応する。(要望が)少数だからと言って、ないがしろにしない」と、保護者の要望によって、観測を行うとしました。井口議員は、「そのことを、施設管理者と共に、保護者に知らせることが必要」と求めたのに対し、永山担当課長は「(周知の方法については)教育委員会などと協議してまいりたい」と答えました。

日本共産党川崎市議団としても、市内の放射線量の観測を行ってきました。2年近く経過してもなお、観測の数値はあまり変わりません。市の調査でも、放射線量が高いところが、指摘をされています。「高いところがあれば除染する」とした市の対応は、当然ですが、市には積極的に点検する姿勢が求められます。その意味では、市民への周知の検討をさせたことは、今回の審議の成果だと思います。

宮前区でも、2月9日に以下のように観測を行います。また、観測してほしい場所なども含め、ご意見をお寄せください。

10:00 神木本町後援会センター

東高根公園

長尾住宅元泉公園

11:30 西長沢公園

11:50 菅井緑地公園

12:20 有馬こども公園

12:50 野川中耕地公園

放射線資料1