石川けんじ
石川けんじ石川けんじ

「生田浄水場用地の有効利用に関する基本計画」について

2月12日の環境委員会に置いて、「生田浄水場用地の有効利用に関する基本計画」についての報告がありました。生田浄水場は、川崎市で唯一地下水源を飲料として活用できる施設ですが、川崎市では、水道事業の「再構築計画」の中で、生田浄水場を工業用水を配水する施設にする計画です。多くの市民から「川崎の地下水を守れ」と声が寄せられ、とくに、東日本大震災を契機に、「50キロ先から引いてくる企業団の水より、災害に強い地元の地下水を守るべき」と運動が広がっています。

今回、井口まみ議員の「応急給水拠点の整備として、浄水場周辺のさく井の地下水の活用が示されているが、さく井の活用はどうなるのか」との質問に、水道計画課長は「現在、15か所あるさく井のうち、水質のいい7か所は残す」と答弁しました。

また、再編計画によって取り壊しになる調整池などの跡地利用について、約35、000㎡のスポーツ広場、12,000㎡の親水広場の整備の基本的な考えが示されました。「スポーツ施設については、民間のノウハウや資金等を積極的に活用する」としており、鷺沼のフットサル場のように、上下水道局が事業者に土地を貸し付け、整備、管理を民間で行うことも考えていることを明らかにしました。

経営企画課長は、「サッカーコート2面の整備やテニスコートの整備も可能。駐車場も100台程度必要。今後、その内容を検討してゆきたい」としました。井口議員は、「道幅も狭く、周辺の環境に十分配慮した計画になるよう」求めました。