石川けんじ
石川けんじ石川けんじ

「リニア中央新幹線に関する説明会開催促進の陳情」が趣旨採択されました。

 

JR東海が、来年度中(2014年度)の着工にむけ環境影響評価などの手続きを進めている「リニア中央新幹線」について、この問題に取り組む市民団体である「リニア新幹線を考える東京・神奈川連絡会」から出されていた「説明会開催促進」を求める陳情が、全会派一致で「趣旨採択」されました。

「リニア中央新幹線」は、地下40mの大深度トンネルを掘り、東京―大阪間を1時間余りで結ぶ磁力で車体を浮かし移動する鉄道です。当面は、名古屋までの開通を目指しますが、9兆円以上の巨費を投じ、電磁波の人体や周辺環境への影響も十分な検証がさせず、活断層や地下水との関係など、その影響はまだ解明されているわけではありません。

この「リニア新幹線」は、川崎市の地下も通り、5~1kmおきに作られる直径30mもある「立坑」は、残土の排出や避難口、換気塔に利用されますが、周辺環境への悪化は避けられません。川崎市には、少なくとも1~2か所の「立坑」が必要と予想されており、市民からも不安の声が寄せられています。

今日の審査の中で、これまで川崎市も事業者に対して説明を行うよう求めてきていますが、JR東海はでは、今後の説明会は、環境影響準備書ができる秋以降に県内1か所の説明会を行う考えを示していますが、これで、足りるものではありません。少なくとも予定地近隣の行政区ごとの説明は、最低限の義務ではないでしょうか。

さまざまな問題が未解決のまま、準備だけが進められて行くことに、この計画の異常さを感じる方は少なくないと思います。巨額の資金を投入し、現在の新幹線の3倍もの電気を使用する「リニア新幹線」は、省エネ社会にも逆行するものです。計画は中止し、現在の新幹線のさらなる耐震対策こそ進めるべきではないでしょうか。